「上巻」は特定の本を指す言葉です。
指しているのはどのような本で何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「上巻」の正しい読み方と意味について解説します。
「上巻」の正しい読み方は「じょうかん」と「うえかん」どちら
「上巻」という言葉の読み方として考えられるのが「じょうかん」と「うえかん」です。
「じょうかん」と「うえかん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「上巻」の正しい読み方は「じょうかん」です。
「上巻」には「上等」【じょうとう】「天上」【てんじょう】など「じょう」という読み方と、「目上」【めうえ】「父上」【ちちうえ】など「うえ」という読み方があります。
「巻」は「巻末」【かんまつ】「巻頭」【かんとう】など「かん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「じょうかん」と「うえかん」の2つのうち「上巻」の正しい読み方は「じょうかん」です。
「上巻」の意味
「上巻」とは、「2冊もしくは3冊に分けて刊行された本の1冊目」を指す言葉です。
ひとつの内容を複数に分けて本にすることがありますが2冊に分ける時は上下、3冊に分ける時は上中下とそれぞれの巻を表現します。
「上巻」は上下巻もしくは上中下巻に分けて発行された本のうちの最初の巻を指す言葉です。
4冊以上続く場合は数字で巻を表すので「上巻」という言葉は使われず1巻と表現します。
「上巻」の言葉の使い方や使われ方
・『上巻から読み始める』
・『上巻の売れ行きを見て下巻の発行部数を決める』
・『上巻と下巻を続けて読んだ』
まとめ
「上巻」の読み方は「じょうかん」が正しく「うえかん」は間違った読み方です。
一般常識として知っておくべき言葉なので憶えておきましょう。