「世知辛い」の読み方と意味とは?「せちからい」と「せちがらい」の正しい読み方について詳しく解釈

「世知辛い」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「世知辛い」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「世知辛い」の正しい読み方は「せちからい」と「せちがらい」どちら

「世知辛い」「せちがらい」と読み、音訓読みになります。

音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言い、「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読です。

「世知辛い」の場合、「せち」は音読み、「からい」は訓読みです。

「辛」の音読みは「から(い)・つら(い)・かのと」ですが、「がらい」と読むのは連濁(れんだく)になります。

連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。

正しい読み方の結論

「世知辛い」の正しい読み方は「せちがらい」です。

通常「せちからい」とは読みません。

「世知辛い」の意味

「世知辛い」の意味は「世渡りが難しく、暮らしにくい」「けちでお金に関して細かいこと」です。

「世知」は元々「世智」と書き、仏教用語で「世俗の知恵」という意味です。

「辛い」「つらい」「苦しい」から転じて「強く厳しい」という意味です。

本来は「世渡りの知恵や才能が強い」という良い意味でしたが、次第に「お金に細かい」という意味になり、更に転じて「世渡りがしにくい」「暮らしにくい」という意味になりました。

「世知辛い」の言葉の使い方や使われ方

「世知辛い」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『1円でもきっちりワリカンする世知辛い彼氏だ』
・『手数料をしっかり取る世知辛い商法だ』
・『値上げラッシュで金欠の世知辛い世の中だ』

まとめ

今回は「世知辛い」の読み方について紹介しました。

「世知辛い」の正しい読み方は「せちがらい」で、「せちからい」とは読みません。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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