この記事では、「仰々しい」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「仰々しい」の正しい読み方は「おうおうしい」と「ぎょうぎょうしい」どちら
「仰」という漢字は訓読みでは「仰(あお)ぐ」や「仰(おお)せ」と読み、音読みでは「ぎょう」や「こう」と読みます。
そして、「々」は同じ漢字が続いて繰り返されるときに用いられる記号であり、読みも最初の漢字の音に従います。
「仰」を「おう」と読む用法はないので、「仰々しい」は「仰」を音読みにして繰り返し、「ぎょうぎょうしい」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「仰々しい」の正しい読み方は「ぎょうぎょうしい」になります。
「仰々しい」の意味
「仰々しい」とは、「大げさであること」を意味する言葉です。
「仰」は「仰ぐ」とも書くように、「仰向けになる」や「見上げる」、「のく」という意味の他、「あがめる」や「敬う」、「言いつけ」などの意味が含まれる漢字です。
「仰」という漢字の成り立ちを辿ると、「横から見た人」を表す象形の人偏と「立つ人」を表す象形、「ひざまずく人」を表す象形が組み合わさってできた「会意兼形声文字」になります。
「立つ人をあおぎ見る」という意味から「仰ぐ(頭を上げて見る)」や「見上げる」という意味を表すようになったのです。
「仰々しい」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は仰々しい身振り手振りで今の状況を説明した』
・『この役者の仰々しい演技は逆に好評のようだ』
・『彼女は仰々しい声を上げて、過剰なアピールをしていた』
まとめ
・「仰々しい」の正しい読み方は「ぎょうぎょうしい」になります。
・「仰々しい」とは、「大げさであること」を意味する言葉です。