「伝手」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「伝手」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「伝手」の正しい読み方は「つて」「てんじゅ」
「伝手」の正しい読み方は「つて」「てんじゅ」です。
「伝」には「伝馬町」【てんまちょう】「伝奏」【てんそう】など「てん」という読み方があり「手」は「千手観音」【せんじゅかんのん】のように「じゅ」と読みます。
漢字の読み方を合わせた「てんじゅ」と漢字の組み合わせに特定の読みを当てた熟字訓の「つて」の2つが「伝手」の正しい読み方です。
「伝手」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「伝手」のよくある間違った読み方として挙がるのが「でんじゅ」「でんて」です。
「伝」には「伝聞」【でんぶん】「口伝」【くでん】など「でん」という読み方があり「手」は「手袋」【てぶくろ】「勝手」【かって】など「て」とも読みます。
どちらも「伝手」には使えない間違った読み方です。
「伝手」について説明
「伝手」を「つて」と読む場合の意味は「人を結ぶ手がかり」もしくは「人を介して伝わること」です。
特定の人に結びつく方法や縁故の意味で使われることが多く、人同士のつながりを表します。
「てんじゅ」と読む場合の意味は「和楽器で竿の先に取り付けられた弦を巻き付けるための棒」のことです。
西洋弦楽器におけるペグや弦巻と呼ばれる弦の張り具合を調整する部品に当たる和楽器の部品を指します。
琵琶や三味線など和楽器の弦楽器に見られる部品です。
西洋楽器と違いネジが切られていないので頻繁に調整する必要があります。
「伝手」の言葉の由来
「伝」の一字でも「つて」とよみますが「伝わる手がかりを手繰る」に由来すると考えられます。
「でんしゅ」は「手の動きを弦に伝える」に由来します。
まとめ
「伝手」は読み方によって意味が変わるのであわせて覚えておきましょう。