この記事では、「何故」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「何故」の正しい読み方は「なぜ」と「なにゆえ」どちら
「何故」には2つの読み方があります。
1つめは「なぜ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、本来の意味を当てはめて、普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「なにゆえ」で、訓読みになります。
訓読みとは、日本語での本来の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「何故」は「なぜ」「なにゆえ」はどちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により使い方が違ってきます。
「何故」の意味
「何故」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「なぜ」と読む場合、「理由・原因などを問う場合に使われる口語的な表現」という意味です。
どうしてそうなったのかを尋ねる場合に使われる、一般的な表現です。
「なぜ」の語源は「何為むに(なにせむに)」という言葉で、「何のために」という意味です。
「なにせむに」「なんぜんに」「なぜに」「なぜ」と変化して、「なにゆえ」と同じいみであることから「何故」という漢字があてはめられました。
「なにゆえ」と読む場合、「どうして」「どういうわけで」という意味です。
やや古めかしい言葉で、厳格なシーンや古い時代の会話などで使われます。
「何故」の言葉の使い方や使われ方
「何故」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『何故(なぜ)彼が怒っているのあ』
・『何故(なぜ)ミスが起きたのか理由を知りたい』
・『何故(なにゆえ)あなたはその様なことをなさったのですか』
まとめ
今回は「何故」の読み方について紹介しました。
「何故」は「なぜ」も「なにゆえ」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。