この記事では、「保存」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「保存」の正しい読み方は「ほぞん」と「ぽぞん」どちら
「保存」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成する二つの漢字の個別の読みをチェックします。
「保」の漢字の音読みは「ホ」で、訓読みは「たも(つ)」です。
また、「存」の漢字の音読みは「ソン・ゾン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「あ(る)・たも(つ)・ながら(える)・と(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ほぞん」と読めることが分かります。
しかし、「保」の漢字には「ぽ」との読みがないことから、「ぽぞん」と読むのは間違いではないかと思われます。
さて、「保存」の正しい読み方は「ほぞん」と「ぽぞん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「保存」の正しい読み方は「ほぞん」で、「ぽぞん」と読むのは間違いです。
「保」の漢字には「ぽ」との読みがないにもかかわらず、「ぽぞん」と読み間違えられるのは、例えば「安保」の読みが「あんぽ」で「ぽ」と読まれるケースがあるからでしょう。
これは発音を容易にするための半濁音化の音変化によるもので、熟語の冒頭ではこの音変化が起きることはなく、従って「ぽぞん」と読むのは間違いなのです。
「保存」の意味
「保存」とは「そのままの状態に保っておくこと」を意味する言葉です。
「保存」の言葉の使い方や使われ方
・『文化財は保存状態によって、その劣化の進み方が大きく違って来ます』
・『食品の保存期間を長くするために、添加物が使われることがあります』
まとめ
「保存」の正しい読み方は「ほぞん」で、「ぽぞん」と読むのは間違いです。
また、この「保存」とは「そのままの状態に保っておくこと」を意味する言葉です。