この記事では、「優勢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「優勢」の正しい読み方は「ゆうせい」と「やさせい」どちら
優勢の漢字表記を目にした人の中には何となく、やさせいと読む人がいたりするものです。
確かに最初の優の漢字は、優しいという言葉の様に、やさという読みがあるし、勢の漢字も、勢力という言葉を見れば理解出来る様に、せいという読みがあります。
そのためそれら2つの漢字の読みを合わせて、優勢を、やさせいと読んでしまう事自体は、理解出来なくもありません。
所が優勢を、やさせいと読むのは誤りで、ゆうせいと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
優勢は、ゆうせいと読むのが正解な言葉です。
というのも、優の漢字は、やさ以外にも優勝といった言葉を見れば分かる様に、ゆうという読みを持っている上に、後ろの勢の漢字はそのまま、せいと読む事が出来ます。
以上の事から、優の漢字のゆう読みと、勢の漢字のせい読みとを組み合わせる事によって、優勢の漢字は、ゆうせいと読めるのです。
「優勢」の意味
優勢は、すぐれているややさしいといった意味がある優の漢字に、いきおいとか他を抑える力等の意味を有する勢の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ優勢は、勢いとか形勢が他よりも優れている事を表すのです。
「優勢」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は柔道の決勝戦で優勢勝ちしました』
・『戦力だけ見ると、私の贔屓チームの方が優勢だと思います』
・『相手チームが圧倒的優勢に試合を進めている割には、点差は開いていません』
まとめ
優の漢字はやさと読む事が出来る上に、勢の漢字もせいと読む事が出来ます。
ですがそれら2つの漢字の読みを繋ぎ合わせて、優勢を、やさせいと読むのは間違いです。
優勢の漢字はやさせいではなく、ゆうせいと読むべき言葉となっています。
そんな優勢は、形勢や勢い等が優れているといった意味の言葉として使われているのです。
