この記事では、「全権」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「全権」の正しい読み方は「ぜんけん」と「ぜんげん」どちら
「全権」の「全」は、音読みで「ゼン」、「セン」、訓読みで「すべ(て)」、「まった(く)」と読みます。
また「権」は、音読みで「ケン」、「ゴン」、訓読みで「いきお(い)」、「おもり」、「はか(る)」、「かり」となります。
「全」と「権」を音読みにすると、「ぜんけん」と読むことができます。
しかし、「権」は「げん」とは読まないので、「ぜんげん」と読むことはできません。
正しい読み方の結論
「全権」の正しい読み方は「ぜんけん」です。
「権」は「けん」とは読めますが、「げん」とは読みません。
「全権」は「ぜんげん」ではなく、「ぜんけん」と読むようにしましょう。
「全権」の意味
「全権」とは、委任された事柄を処理するいっさいの権限のことを言います。
または、完全な権力のことを表しています。
「全権」の「全」は、「まったく」、「すべて」、「みな」などを意味しています。
また「権」は、「おもり」、「はかり」、「はかりごと」、「力」などを表しています。
そのため、「全権」は漢字の意味から見ると、「全てのはかりごと」と言う意味合いになります。
「全権」の言葉の使い方や使われ方
・『彼らは組織の全権を委任されてここにやってきています』
・『彼は国家の全権の一人として、精力的に活動しています』
・『ここまで来たら、彼らに全権を委ねるしかないでしょう』
まとめ
「全権」と関連した語としては、「全権委員(ぜんけんいいん)」、「特命全権大使(とくめいぜんけんたいし)」、「全権公使(ぜんけんこうし)」、「日本全権(にほんぜんけん)」、あるいは「全権委任法(ぜんけんいにんほう)」などが挙げられます。
「全権」は「ぜんげん」ではなく、「ぜんけん」と読むことを覚えておくと良いでしょう。