「冒して」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「冒して」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「冒して」の正しい読み方は「おかして」
「冒して」の正しい読み方は「おかして」です。
「冒して」には「危険を冒す」【きけんをおかす】「縄張りを冒す」【なわばりをおかす】など「おか」という読み方があります。
「冒して」は「冒す」の連用形「冒し」と接続を表す助詞の「て」から成る言葉です。
「冒して」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「冒して」のよくある間違った読み方として挙がるのが「ぼうして」です。
「冒」には「冒険」【ぼうけん】「感冒」【かんぼう】など「ぼう」という読み方もあります。
「ぼう」は「冒」の音読みであり熟語で使うことはあっても送り仮名を付けて読むことはありません。
「冒して」は訓読みの「おかして」が正しい読み方です。
「冒して」について説明
「冒して」とは、「恐れずに踏み入れて」という意味で使われる表現です。
危ない場所や領域にあえて入っていく様子を表します。
荒れた海は遭難の恐れがあるとわかっていながら出航したり立ち入ってはいけない場所だと分かっていながら入ったりなど、リスクがあっても恐れず進むさまを指す表現です。
一般的にはリターンを得るためにリスクを取る選択を表す意味で使われています。
「冒して」の言葉の由来
「冒」には「無理する」「入り込む」などの意味があります。
「本来入るべきではないところまで無理して入り込んで」が「冒して」の由来です。
まとめ
「冒して」はさまざまな意味合いで使われる表現です。
「侵して」「犯して」など似たような意味の言葉が多いので使い分けに注意してください。