「凡庸」という言葉は人を評価するときなどに使いますが、どのような意味で何と読む言葉なのでしょうか。
今回は、「凡庸」の正しい読み方と意味について解説します。
「凡庸」の正しい読み方は「ぼんよう」と「ぼんちょう」どちら
「凡庸」という言葉の読み方として「ぼんよう」と「ぼんちょう」の2つが浮かびます。
「ぼんよう」と「ぼんちょう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「凡庸」の正しい読み方は「ぼんよう」です。
「凡」は「凡人」【ぼんじん】「平凡」【へいぼん】など「ぼん」と読みます。
「庸」は「庸愚」【ようぐ】「中庸」【ちゅうよう】など「よう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ぼんよう」が「凡庸」の正しい読み方です。
「庸」に「ちょう」という読み方はなく「ぼんちょう」とは読みません。
「凡庸」の意味
「凡庸」とは、「取り立ててみるべきところがなく普通であること」を意味する言葉です。
「凡」も「庸」も表す意味は似ており「普通」「ありふれた」「偏りがない」など特に秀でたところがなく平均的なさまを表します。
「凡庸」とはありふれていて普通である状態を指し、一般的には人の才能や資質に対して用いられます。
優れた人との対比として使うことが多く、優秀な才能を持つ人に対して人並みの才能しか持たない人を指す時に使う表現が「凡庸」です。
「凡庸」の言葉の使い方や使われ方
・『凡庸だが優しい性格で評判は悪くない』
・『優秀な初代に比べて二代目は凡庸だ』
・『凡庸なデザインの車には乗りたくない』
まとめ
「凡庸」の読み方は「ぼんよう」で「ぼんちょう」ではありません。
人や物を評価する時に使う言葉ですが褒め言葉ではないので使い方に注意してください。