この記事では、「処暑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「処暑」の正しい読み方は「しょしょ」と「のこあつ」どちら
「処暑」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「処」の漢字の音読みは「ショ」で、訓読みは「ところ・お(る)」です。
また、「暑」の漢字の音読みは「ショ」で、訓読みは「あつ(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しょしょ」と読めることが分かります。
しかし、「処」の漢字には「のこ」との読みがないことから、「のこあつ」と読むことは出来ず、間違いではないかと考えられます。
さて、「処暑」の正しい読み方は「しょしょ」と「のこあつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「処暑」の正しい読み方は「しょしょ」で、「のこあつ」と読むのは先に推察した通り間違いです。
「処暑」と同様に、手紙文等で季節を示す言葉に「残暑」があり、これと勘違いし、かつ「残暑(ざんしょ)」を訓読みを重ねて「のこあつ」と読み間違えたとしか思えない、間違いと言えます。
「処暑」の意味
「処暑」とは、「二十四節気の一つで、8月23日前後の季節のことで、暑さが少し落ち着く時期のこと」を意味する言葉です。
「処暑」の言葉の使い方や使われ方
・『処暑を迎えたというものの、まだまだ暑さが落ち着く気配はありません』
・『処暑の頃から日本に接近したり上陸する台風が増えてくる印象があります』
・『. 昔は処暑にサンマを食べる習慣があったそうですが、現在ではそんな習慣はなくなっています』
まとめ
「処暑」の正しい読み方は「しょしょ」で、「のこあつ」と読むのは間違いです。
また、この「処暑」とは、「二十四節気の一つで、8月23日前後の季節のことで、暑さが少し落ち着く時期のこと」を意味する言葉です。