この記事では、「卑近」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「卑近」の正しい読み方は「ひきん」と「ひちか」どちら
「卑近」は「ひきん」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「卑」の音読みは「ひ」、訓読みは「いや(しい)・ いや(しむ)・ いや(しめる)・ひく(い)」、「近」の音読みは「きん・こん」、訓読みは「ちか(い)」です。
「卑近」と表記する場合「ひちか」とは読みません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「卑近」の正しい読み方は「ひきん」です。
「ひちか」とは読みません。
「卑近」の意味
「卑近」の意味は「身近でありふれていること」「高尚でなくわかりやすいこと」です。
「卑」という漢字は、「うちわを持つ手」を表す象形文字で、「貴人に仕える召使い」から「身分が低い」「下品」という意味で使われ、転じて「身近な」「低い」という意味になりました。
「卑近」の場合「卑しい」の意味ではなく、「気高くて立派」という意味の「高尚」の対語として「通俗」という意味で使われています。
つまり、「卑近」で「通俗的で身近なこと」になるのです。
「卑近」の言葉の使い方や使われ方
「卑近」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『卑近な例を挙げて顧客に分かり易く説明する』
・『もう少し卑近な材料で作れるメニューの方がバズる』
・『卑近なストーリーで多くの若者が共感する』
まとめ
今回は「卑近」の読み方について紹介しました。
「卑近」の正しい読み方は「ひきん」で、「ひちか」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。