この記事では、「嘱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「嘱」の正しい読み方は「しょく」と「たの(む)」
「嘱」は音読みで「しょく」、訓読みで「たの(む)」と読むのが正しい漢字です。
「嘱」には、「頼む」「言いつける」「任せる」「つける」「目をかける」といった意味が含まれています。
「嘱」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「嘱」の間違いやすい読み方は「ぞく」や「つ(く)」といえるでしょう。
「嘱」の右部分に使用されている「属」は、単独の漢字として上記のように読みます。
「嘱」と「属」の形が類似していることから両者を混同する可能性もありますが、「嘱」は「ぞく」や「つ(く)」とは読まないので注意しましょう。
「嘱」を使った熟語
次に、「嘱」を用いた熟語について紹介します。
「嘱託」
「嘱託」は「しょくたく」と読む熟語で、「仕事を依頼して任せること」または「正式な職員や社員とは別に、特定の業務に従事する人物や立場」といった意味があります。
「講義を嘱託する」や「嘱託医」などのように使用します。
「嘱望」
「しょくぼう」と読む「嘱望」は、「相手の将来に期待すること」を意味します。
「彼女は将来を嘱望されている」や「未来を嘱望される人材」のように用いられます。
「嘱目」
「嘱目」は「しょくもく」と読む言葉で、「今後の動向などを関心や望みをもって見守ること」「関心を向けること」といった意味があります。
「その出来事は嘱目に価する」「誰もが彼の言動に嘱目している」などのように使われます。
まとめ
「嘱」の正しい読み方は「しょく」と「たの(む)」になります。
「ぞく」や「つ(く)」などと読み間違えないよう注意することがポイントです。
「嘱」という漢字が持つ意味や、同字が使われた熟語についてもチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学習する参考にしてください。