「地頭」の読み方と意味とは?「じとう」と「じあたま」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「地頭」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「地頭」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「地頭」の正しい読み方は「じとう」と「じあたま」どちら

「地頭」には3つの読み方があります。

1つ目は「じとう」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

2つ目は「じがしら」で、音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。

「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。

「頭」は訓読みで「あたま・かしら・こうべ・かぶり・ほとり」で、「がしら」と読むのは連濁(れんだく)です。

連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。

3つ目は「じあたま」で、こちらも重箱読みになります。

正しい読み方の結論

「地頭」の正しい読み方は「じとう」「じがしら」「じあたま」の3つになります。

ただし、読み方により意味が違ってきます。

「地頭」の意味

「地頭」の読み方による意味の違いは以下の通りです。

「じとう」と読む場合、「平安時代に荘園管理をした人の役職名」「鎌倉時代に権力を振るった領主」「江戸時代に租税徴収を担っていた武士」という意味です。

「じがしら」と読む場合、「能で、唄の統率者や、大鼓・小鼓のテクニックのこと」という意味です。

「じあたま」と読む場合、「生まれつきの頭の良さ」「自然な髪の頭」という意味です。

「地頭」の言葉の使い方や使われ方

「地頭」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『江戸時代まで地頭(じとう)が権力を振るっていた』
・『彼女は地頭(じあたま)がいいので覚えが早い』
・『これはカツラではなく地頭(じあたま)です』

まとめ

今回は「地頭」の読み方について紹介しました。

「地頭」の正しい読み方は「じとう」「じがしら」「じあたま」の3つで、読み方により使い方が変わってきます。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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