この記事では、「如何わしい」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「如何わしい」の正しい読み方は「わずらわしい」と「いかがわしい」どちら
「如何わしい」は「いかがわしい」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法で、送り仮名が付くものもあります。
「如」は音読みで「じょ・にょ」、訓読みで「し(く)・ごと(し)・ゆ(く)・も(し)」です。
「何」は音読みで「か」、訓読みで「なに・なん・いず(れ)・いず(く)」です。
「わずらわしい」とは読みません。
正しい読み方の結論
「如何わしい」の正しい読み方は「いかがわしい」で、「わずらわしい」とは読みません。
「如何わしい」の意味
「如何わしい」の意味は「本当かどうか疑わしい」「人やものごとの内容などが信用できない」「下品でよくない」ということです。
「いかがわしい」は、「いかが」を形容詞化した言葉です。
「いかが」の「いか」
は、奈良時代に使われていた言葉で、「疑問の気持ちを表す」という意味です。
ここから「いかにか」「いかんが」「いかがに」に派生して使われるようになりました。
室町時代には「いかがし」に変化して、近代になり「いかがはしい」になったのです。
「如何わしい」の言葉の使い方や使われ方
「如何わしい」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼はやたら調子が良くて如何わしい人物だ』
・『夜店の商品はどれも如何わしい』
・『オフィスに如何わしいカレンダーを飾るのはセクハラだ』
まとめ
今回は「如何わしい」の読み方について紹介しました。
「如何わしい」の正しい読み方は「いかがわしい」で、「わずらわしい」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。