この記事では、「嫌気」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「嫌気」の正しい読み方
「嫌気」の正しい読み方は「いやけ・いやき・けんき」です。
「いやけ・いやき」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
「けんき」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「嫌気」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「嫌気」は「けぎらい」「きらいき」などと間違って読まれることがあります。
「嫌気」について説明
「嫌気」の意味は以下の通りです。
「いやけ・いやき」と読む場合、「うんざりしてどうにも気が進まない気持ちになること」「相場が思いどおりにならなかったり、悪い情報が出まわって、悲観的な気持ちになること」という意味です。
「けんき」と読む場合、「生物学用語で、酸素を必要としない呼吸のこと」という意味です。
名詞として「嫌気(いやけ)がさす・さした」「嫌気(いやき)が起きる・起きた」などと使われ、「けんき」として使われることはほとんどありません。
「嫌気」の言葉の由来
「嫌気」は漢字の意味から成り立つ語です。
「嫌」は「きら(う)」とも読み「不快で避けたいと思う」「うたがう」という意味、「気」は「空気」「大気」から転じて「精神・感情の働き」という意味、「嫌気」で「不快で避けたいと思う感情の働きのこと」になります。
まとめ
今回は「嫌気」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。