「安静」は病気の対処法などでよく聞く言葉ですが、具体的にどのような状態を指し何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「安静」の正しい読み方と意味について解説します。
「安静」の正しい読み方は「あんじょう」と「あんせい」どちら
「安静」という言葉の読み方として「あんじょう」と「あんせい」の2つが考えられます。
「あんじょう」と「あんせい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「安静」の正しい読み方は「あんせい」です。
「安」は「安心」【あんしん】「大安」【たいあん】など「あん」と読みます。
「静」は「静脈」【じょうみゃく】「寂静」【じゃくじょう】など「じゃく」と読むほか、「静止」【せいし】「閑静」【かんせい】など「せい」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「あんじょう」と「あんせい」のうち「あんせい」が「安静」の正しい読み方で「あんじょう」は間違いです。
「安静」の意味
「安静」とは、「動かず静かにしているさま」を意味する言葉です。
「安」と「静」はどちらも落ち着いている様子を意味します。
同じ意味を持つ漢字を二つ重ねることで意味が強調され、「安静」はただ落ち着いているだけではなく横になってじっとしたまま動かないような安らかで静かな様子を示す表現です。
一般的には体が弱っている時など十分に休息を取る必要がある時に余計な動きをせずじっとしている行為に対して使います。
「安静」の言葉の使い方や使われ方
・『手術後は絶対安静だ』
・『安静にしていればすぐによくなる』
・『薬を飲んでの安静にしているが一向に良くならない』
まとめ
「安静」は「あんじょう」ではなく「あんせい」が正しい読み方です。
医者の指示や薬の服用方法など健康に関する場面でよく使う言葉なので意味を正しく理解しておきましょう。