この記事では、「宿院」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「宿院」の正しい読み方は「しゅくいん」もしくは「すくいん」
「宿院」は「しゅくいん」または「すくいん」と読む言葉です。
「宿」の字を「しゅく」あるいは「すく」と読み、「院」を「いん」と読みます。
「すく」は「しゅく」の直音表記にあたります。
「宿院」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「宿院」の間違いやすい読み方は「やどいん」といえるでしょう。
「宿」は「やど」とも読むため、「宿院」の読み方を知らない場合は上記のように読んでしまう可能性があります。
また、「ひゃく」や「はく」などと読む「佰」は「宿」と形が似ていますが、両者を混同して読まないよう注意しましょう。
「宿院」について説明
「宿院」は、「宿泊するところ」「泊る」「とどめる」などを表す「宿」と、「囲い」「垣根のある建物や庭」といった意を示す「院」によって構成された熟語で、「寺院の宿泊所」を意味します。
主に「出張した僧侶や参詣者などが泊る場所」のことを指し、「宿坊」や「寺坊」「僧坊」などと呼ばれることもあります。
また、神社がおこなう祭礼の際に、本宮から神輿を出して一時的に安置しておく「御旅所」のことも「宿院」と呼ばれていたと考えられています。
なお、大阪府の堺市に「宿院町」という町がありますが、同エリアに位置する住吉大社の御旅所のことを「宿院」と言っていたことが町名の由来とされています。
そのほか、かつて同町内に寺社が多く立地し、「宿院」が沢山設けられていたことに由来するという説もあります。
まとめ
「宿院」は「しゅくいん」もしくは「すくいん」になります。
「やどいん」などとは読まないので注意が必要です。
「宿院」が神社仏閣に関連する言葉であることや、「宿院」がついた地名が存在することなども覚えておきましょう。
ぜひ漢字の読み方についての知識を得る参考にしてください。