この記事では、「寡黙」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「寡黙」の正しい読み方は「かもく」と「かんもく」どちら
「寡黙」の正しい読み方を考えるために、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、最初に確認します。
「寡」の漢字の音読みは「カ」で、訓読みは「すく(ない)・やもめ」です。
また、「黙」の漢字の音読みは「モク」で、訓読みは「だま(る )」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かもく」と読めることが分かります。
しかし「寡」の漢字の読みに「かん」との読みがないことから、「寡黙」を「かんもく」と読むのは、間違いの様に思われます。
さて、「寡黙」の正しい読み方は「かもく」と「かんもく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「寡黙」の正しい読み方は「かもく」で、「かんもく」と読むのは、先に個別の漢字の読みから推察した通り、明らかに間違いです。
「寡」の漢字に似ていて、「かん」と読む漢字には「寛」や「實」があり、これらと取り違えて「かんもく」と読み間違えられることがあるのだろうと思われます。
「寡黙」の意味
「寡黙」とは、「口数が少ないこと、およびその様のこと」を意味する言葉です。
「寡黙」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は普段は寡黙だが、言うべき時にはしっかりと自分の意見を述べます』
・『寡黙な両親に育てられたからと言って、子供も寡黙に育つとは限りません』
・『普段は寡黙なのに、アルコールが入ると能弁になる人の心理とは、どんなものなのでしょうか』
まとめ
「寡黙」の正しい読み方は「かもく」で、「かんもく」と読むのは、明らかに間違いです。
また、この「寡黙」とは、「口数が少ないこと、およびその様のこと」を意味する言葉です。