この記事では、「山桜桃」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「山桜桃」の正しい読み方は「ゆすら」と「ゆすらうめ」どちら
まず、結論から述べると「山桜桃」は「ゆすら」とも「ゆすらうめ」とも読みます。
「山」という漢字は訓読みでは「やま」と読み、音読みでは「さん」と読みます。
「桜」という漢字は訓読みでは「さくら」と読み、音読みでは「おう」と読みます。
そして、「桃」は訓読みでは「もも」と読み、音読みでは「とう」と読む漢字です。
「山桜桃」と書いて「ゆすら」や「うすらうめ」とはどうやっても読めないような気がしますが、これは漢字本来が持つ読み方を無視した「当て字」の用法の1つ「熟字訓」が用いられているためです。
正しい読み方の結論
「山桜桃」は「ゆすら」とも「ゆすらうめ」とも読むことが可能です。
「山桜桃」の意味
「山桜桃」とはバラ科サクラ属に分類される植物であり、「ユスラウメ/ユスラ」のほか、「ユスラゴ」という俗名もあります。
和名の「ゆすらうめ/ゆすら」ですが、風に揺られる様子と梅の花に似ていることが由来とする説や果実を収穫する際に木を揺することが由来とする説、朝鮮語の「移徒楽(いすら)」が由来とする説など諸説が挙げられています。
ちなみに、「さくら」を意味する漢字には「桜」と「櫻」がありますが、「櫻」は元々、この「ユスラウメ/ユスラ」を指していた漢字だったのです。
「山桜桃」の言葉の使い方や使われ方
・『山桜桃の果実はサクランボのような味がする』
・『山桜桃は大陸原産の植物であり、日本では江戸時代初期にはすでに渡来していたようだ』
・『山桜桃には、地方によってはヨソランメやリッサとも呼ばれている』
まとめ
・「山桜桃」は「ゆすら」とも「ゆすらうめ」とも読むことが可能です。
・「山桜桃」とはバラ科サクラ属に分類される植物です。