「左遷」の読み方と意味とは?「させん」と「さかん」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「左遷」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「左遷」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「左遷」の正しい読み方は「させん」と「さかん」どちら

「左遷」の読み方は「させん」で、音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「左」の音読みは「さ」「遷」の音読みは「せん」です。

「さかん」とは読みません。

正しい読み方の結論

「左遷」の正しい読み方は「させん」です。

「さかん」とは読みません。

「左遷」の意味

「左遷」の意味は、「今までより人を低い地位や役職に落とすこと」です。

なんらかの不祥事を起こした時や、リストラの対象となった時などに、今までよりも等級を落したり、人が嫌がったりやり甲斐のない部署へ異動させることです。

「左遷」の由来は、昔の中国で、「右」を尊び「左」を卑しむという観念があったことです。

特に官職において降格させることを「左遷」と呼んでいました。

日本に伝わったのは、歴史的書物「項羽と劉邦」の一節から引用されたものです。

「秦(しん)」の滅亡後、項羽(こうう)が各地の将軍に領地を分配しましたが、劉邦(りゅうほう)には約束とは違い、辺境の地が与えられました。

ここから「劉邦を左に遷す」と言われ、「左遷」という言葉が使われる様になったのです。

「左遷」の言葉の使い方や使われ方

「左遷」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『彼は不倫がバレて倉庫課に左遷された』
・『地方の支店長を命じられるとは事実上の左遷だ』
・『リストラ対象の人が左遷される』

まとめ

今回は「左遷」の読み方について紹介しました。

「左遷」の正しい読み方は「させん」で、「さかん」とは読みません。

正しく読める様に覚えておきましょう。

読み方
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