この記事では、「差し支え」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「差し支え」の正しい読み方
「差し支え」の正しい読み方は「さしつかえ」です。
「さ(し)・つか(え)」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「差し支え」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「差し支え」は「さしささえ」「さしかえ」などと間違って読まれることがあります。
「差し支え」について説明
「差し支え」とは、「何かを行う際に生じる、都合の悪い事情や障害」という意味です。
ものごとの正常な進行を妨げる困難な事情や厄介な出来事全般を表します。
「差し支え」は名詞として「差し支えある・ない」「差し支えなければ」などと使われます。
似た意味の言葉に「差し障り(さしさわり)」があり、「何らかのものごとによって生じる、望ましくない事」という意味です。
「差し支え」は「何かをしようとした時に生じる、良くない事柄」、「差し障り」は「何かをしたことによって生じる、良くない事柄」という違いがあります。
「差し支え」の言葉の由来
「差し支え」は「差し+支え」で成り立っている語で、「差し」は動詞「差す」の連用形で「何かのしるし・気配などが自然も外に現れる」から転じて「動詞に付いて、語調を整えたり意味を強めたりする接頭辞」という意味、「支え」は動詞「支える」の連用形が名詞化した語で「邪魔なものがあったり行き詰ったりして、先へ進めない状態になること」という意味、「差し支え」で「先へ進めなくなるような邪魔なものがあったり行き詰ったりすること」になります。
まとめ
今回は「差し支え」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。
