この記事では、「常磐」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「常磐」の正しい読み方は「ときわ」と「じょうばん」どちら
「常磐」には2つの読み方があります。
1つ目は「ときわ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「じょうばん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方で、「常」の音読みは「じょう」、「磐」の音読みは「はん・ばん」です。
正しい読み方の結論
「常磐」は「ときわ」「じょうばん」のどちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により使い方が違ってきます。
「常磐」の意味
「常磐」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ときわ」と読む場合、「常に変わらない岩」「永久に変わらない様子」「常緑樹の葉がいつも緑色のまま変えない様子」という意味です。
「ときわ」の語源は「とこいわ」ということばで、「永遠に変化しない岩石」という意味です。
ここから転じて「永遠に変化しない様子」「冬でも枯れることのない常緑樹」という意味で使われています。
「じょうばん」と読む場合、「常陸?(ひたち)?国と磐城?(いわき)?国の併称」「福島県南東部の旧市名、現在のいわき市の一部」という意味です。
「常磐」の言葉の使い方や使われ方
「常磐」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『常盤(ときわ)色の松並木を歩く』
・『常磐(じょうばん)ものの魚を仕入れる』
・『常磐(じょうばん)線が遅延している』
まとめ
今回は「常磐」の読み方について紹介しました。
「常磐」は「ときわ」も「じょうばん」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。