この記事では、「幽谷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「幽谷」の正しい読み方は「ゆうこく」と「ゆうたに」のどちら
「ゆう」と読む「幽」と、「こく」である「谷」を掛け合わせた「幽谷」の正しい読み方は「ゆうこく」です。
渓谷【けいこく】や「峡谷」【きょうこく】と読むように、自然が険しく、谷があるような場所を「谷」と書いて「こく」と読みますので、「ゆうたに」とは読みません。
正しい読み方の結論
かなり谷が多い山奥を「幽谷」と呼び、いかに霧深い静かな所を「ゆうこく」といいます。
山脈が連なり、木が多い場所では昼間でも霧が辺り一面を包み込むように漂っている所です。
山の傾斜が厳しく、少し歩くと崖がある所なので、人も住めない山奥は人里離れた奥深い場所を指します。
また、変換したとき「ゆうたに」では出てこないため、「ゆうこく」と打てば変換できる言葉として認知されています。
「幽谷」の意味
神秘的な光景に見える緑深い山奥は人の声もしない、車の音も響き渡らないとても静かな場所を「幽谷」といいます。
「ゆうれい」と読む「幽霊」の「幽」には「人里離れた」という意味があり、そこに「谷」を掛け合わせると滝があるかなり山の奥を「幽谷」と言い表すのです。
中国では、仙人が修行する場として、あえて崖や深い谷がある奥深い山奥を選びますが、そのような所を「幽谷」と呼びます。
「幽谷」の言葉の使い方や使われ方
・『日本で幽谷といえば、秋は美しく紅葉する飛騨山があげられる』
・『幽谷を染める夕日の光景に心奪われて、私は毎年山へ登りに行く』
・『登山仲間とはぐれた私は、三日間も幽谷をさ迷い続けた』
まとめ
かなり山奥であるため、人がまるで住んでいないは、日が沈むと辺りが薄暗くなり、山が黒い影に見えるところもまた神秘的です。
どのような場所か気になる人は、画像や動画で見てみるのもいいでしょう。