「当該」とは何を表しどのように読む言葉なのでしょうか。
今回は、「当該」の正しい読み方と意味について解説します。
「当該」の正しい読み方は「とうがい」と「とうかい」どちら
「当該」という言葉の読み方として「とうがい」と「とうかい」の2つが浮かびます。
「とうがい」と「とうかい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「当該」の正しい読み方は「とうがい」です。
「当」には「当然」【とうぜん】「本当」【ほんとう】など「とう」と読みます。
「該」は「該博」【がいはく】「該究」【がいきゅう】など「がい」と読みます。
それぞれの漢字の読み方を合わせた「とうがい」が「当該」の正しい読み方です。
「該」には「かい」という読み方もありますが辞書に掲載されている「当該」の正しい読み方は「とうがい」だけで「とうかい」という読み方はありません。
「当該」の意味
「当該」とは、「当てはまっているもの」を意味する言葉で、物事に直接関係しているものを指します。
よく似た意味の言葉として「該当」【がいとう】がありますが「該当」が「当てはまっていること」という状態を意味するのに対し、「当該」は「当てはまっているもの」という結果を表すという違いがあります。
「該当する」という言い方はあっても「当該する」という言い方はないことからもわかるように条件に当てはまることが「該当」、条件に当てはまった人や物が「当該」というのがそれぞれの言葉が持つ意味合いです。
「当該」の言葉の使い方や使われ方
・『当該人物に話を聞く』
・『当該事件を調べなおす』
・『ちょうど当該記事を読んでいたところだ』
まとめ
「当該」の読み方は「とうがい」で「とうかい」と読むのは誤りです。
誤用の多い表現なので正しい読み方と合わせて意味も知っておきましょう。