この記事では、「御髪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「御髪」の正しい読み方は「おぐし」と「みかみ」どちら
「御髪」の正しい読みは、「おぐし」が正しく、「みかみ」は間違いです。
なぜなら、日本語は2字以上の漢字であれば、熟語は訓読みするというルールがありまして、このルールに従いますと、「おぐし」と読みます。
ちなみに、「みぐし」と読むのも実は正解で、これは、「御」のくんよみを「み」とすれば、「みぐし」ですので正しい読みになるのです。
正しい読み方の結論
「御髪」の正しい読みは、「おぐし」が正しく、「みぐし」でも正解になります。
これは、日本語のルールで漢字二文字で記す言葉は、訓読みにするというルールに従うと、「みぐし」か「おぐし」の両方が正しいということになります。
なお、「おかみ」と呼んでしまうのは、恐らく、音読みと訓読みのルールを理解せずに読んでしまうがゆえ、「御髪」のことを「おかみ」と呼ぶのだと思われます。
「御髪」の意味
「御髪」は、ご婦人の頭髪のことを意味し、ご婦人の頭髪を丁寧に言う場合に使用されていた感じです。
なので、今でいう丁寧語という分類に当たるのがこの漢字になります。
「御髪」の言葉の使い方や使われ方
・『夫人の御髪からかんざしが落ちる』
・『夫人の御髪にふと目をやる』
まとめ
「御髪」は、女性でかつご婦人の髪の毛を丁寧に言い表す言葉で、今でいう敬語のことです。
その敬語を2文字で感じで記すがゆえ、訓読みのルールが適応され、「おぐし」か「みぐし」という訓読みをせねばならないわけです。
逆に、髪の毛は、平仮名と漢字が入っていますので、「ぐしのけ」という読み方にはならず、「かみ」という読みになるのでこればかりは日本語の特殊ルールを覚えるしかありません。