この記事では、「忠勤」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「忠勤」の正しい読み方は「ちゅうきん」と「ただきん」どちら
「忠勤」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「忠」の漢字の音読みは「チュウ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「まごころ」です。
また、次の「勤」の漢字の音読みは「キン・ゴン」で、訓読みは「つと(める)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば「ちゅうきん」と読めることが分かります。
しかし、「忠」の漢字には「ただ」との読みがないことから、「ただきん」と読むのは、間違いだろうと推察されます。
さて、「忠勤」の正しい読み方は「ちゅうきん」と「ただきん」の、いずれなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「忠勤」の正しい読み方は「ちゅうきん」であり、「ただきん」と読むのは先に推察した通り間違いです。
ちなみに、「忠」の漢字は名前の読み方として「ただ」や「ただし」や「ただす」と使われることがありますが、一般の読み方としては、こうした読みはありません。
間違いやすいので、しっかり覚えておきたいものです。
「忠勤」の意味
「忠勤」とは「忠義を尽くして仕え働くこと、及び忠実に勤めること」を意味する言葉です。
「忠勤」の言葉の使い方や使われ方
・『殿様に忠勤をつくす藩士のことを忠臣と呼びます』
・『彼は理念に共感して入社した会社で、一生懸命に忠勤をつくしています』
・『会社に対して忠勤することを、近年では社畜だと悪く言う風潮も見られます』
まとめ
「忠勤」の正しい読み方は「ちゅうきん」で、「ただきん」と読むのは間違いです。
また、この「忠勤」とは「忠義を尽くして仕え働くこと、及び忠実に勤めること」を意味する言葉です。