この記事では、「患う」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「患う」の正しい読み方は「わずらう」と「かんう」どちら
「患う」には2つの読み方があります。
1つ目は「わずらう」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「うれう」で、こちらも訓読みになります。
「患」の音読みは「かん・げん」、訓読みは「わずら(う)・うれ(える)・うれ(い)」です。
「かんう」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「患う」の正しい読み方は「わずらう」「うれう」で、読み方により意味が違ってきます。
「かんう」とは読みません。
「患う」の意味
「患う」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「わずらう」と読む場合、「病気で苦しむこと」という意味です。
「うれう」と読む場合、「病を持って苦しむこと」という意味です。
「わずらう」の語源は古語の「わづらふ」という言葉で、「悩む・困惑する」「病気になる」という2つの意味がありました。
「悩む・困惑する」という意味で「煩う」という漢字があてはめられ、「病気になる」という意味で「患う」という漢字が当てはめられたのです。
「患」は「串」と「心」から成り立っていて、「串」は槍の意味、「槍で心を貫くこと」という意味から「病で苦しむこと」として使われています。
「患う」の言葉の使い方や使われ方
「患う」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼は長いことうつ病を患っている』
・『パソコン作業ばかりしているので腱鞘炎を患う』
・『ガンを患いながらも日常生活を送っている』
まとめ
今回は「患う」の読み方について紹介しました。
「患う」の正しい読み方は「わずらう」で、「かんう」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。