この記事では、「戸隠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「戸隠」の正しい読み方は「とがくし」と「とがくれ」どちら
「戸隠」には2つの読み方があります。
1つ目は「とがくし」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「とがくれ」で、こちらも訓読みです。
「戸」の音読みは「こ」、訓読みは「と・へ」、「隠」の音読みは「いん・おん」、訓読みは「かく(す)・かく(れる)」です。
本来は「戸隠し・戸隠れ」ですが、文化庁により、送り仮名を含む語句を名詞として使う場合、送り仮名は省略できるとされています。
また、「隠」を「がくし・がくれ」と読むのは連濁(れんだく)です。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
正しい読み方の結論
「戸隠」の正しい読み方は「とがくし」「とがくれ」の2つで、読み方により意味が違ってきます。
「戸隠」の意味
「戸隠」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「とがくし」と読む場合、「長野県にある地名」のことで、日本神話に由来しています。
昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまった時に、手力男命(たぢからおのみこと)が、岩戸の扉を力任せに放り投げたものが落ちて山になった場所として名づけられました。
「とがくれ」と読む場合、地名や人名、ものごとの流派などを表す言葉として使われます。
「戸隠」の言葉の使い方や使われ方
「戸隠」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『戸隠(とがくし)には多くの神話伝説がある』
・『戸隠(とがくれ)流の忍術を学ぶ』
・『長野は戸隠(とがくし)そばが有名だ』
まとめ
今回は「戸隠」の読み方について紹介しました。
「戸隠」の正しい読み方は「とがくし」「とがくれ」の2つです。
正しく読める様に覚えておきましょう。