この記事では、「敬う」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「敬う」の正しい読み方は「したう」と「うやまう」どち
「敬う」の正しい読み方を考えるために、「敬」の漢字を、漢字辞書を調べて見ます。
「敬」の漢字の音読みは「ケイ」で、訓読みは「うやま(う)・つつし(む)」と記載されています。
「敬(けい)」が使われた熟語には、「敬意」「敬語」「敬服」「畏敬」「尊敬」などがあり、いずれも「敬」は「うやま(う)」と言った意味で使われており、「した(う)」と言ったニュアンスを持つ使い方はありません。
さらに、辞書には「した(う)」との読みの記載がないことから、「敬う」を「したう」と読むのは、間違いの様に思えます。
さて、「敬う」の正しい読み方は「したう」と「うやまう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「敬う」の正しい読み方は「うやまう」で、「したう」と読むのは、先に推察した通り、明らかに間違いです。
「したう」の漢字表記は「慕う」となります。
「敬う」を間違えて「したう」と読まれることがあるのは、敬愛する年長者や先輩に対して、「敬い、慕う」と言葉を重ねて修飾するすることがあるため、取り違えて間違われたのだろうと思われます。
「敬う」の意味
「敬う」とは、「相手を尊敬し、礼を尽くすこと」を意味する言葉です。
「敬う」の言葉の使い方や使われ方
・『年長者を敬う気持ちを表現するためには、敬語を正しく使えることが大切です』
・『威厳があり近寄りがたい上司よりも、敬い慕われる上司でありたいと思います』
まとめ
「敬う」の正しい読み方は「うやまう」で、「したう」と読むのは、明らかに間違いです。
また、この「敬う」とは、「相手を尊敬し、礼を尽くすこと」を意味する言葉です。