この記事では、「敬遠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「敬遠」の正しい読み方は「けいえい」と「けんえん」どちら
「敬遠」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、確認します。
「敬」の漢字の音読みは「ケイ・キョウ」で、訓読みは「うやま(う)」です。
また、「遠」の漢字の音読みは「エン・オン」で、訓読みは「とお(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けいえん」とは読めますが、「敬」の漢字に「けん」との読みがないことから、「けんえん」と読むことには無理があることが分かります。
さて、「敬遠」の正しい読み方は「けいえい」と「けんえん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「敬遠」の正しい読み方は「けいえい」で、「けんえん」と読むのは、先に感じの読みから推察した通り、間違いです。
「敬」の漢字に似ていて「けん」との読みの漢字は思い浮かばず、なぜ「けんえん」と読み間違える方がいるのかは分かりません。
ただし、「けんえん」と読む熟語としては「犬猿」や「嫌煙」や「倦厭」等があり、意味は全く異なるため、誤解されぬように読み間違いには注意が必要です。
「敬遠」の意味
「敬遠」とは、「表面的には敬う態度で、実際にはかかわりを持たないようにすること」を意味する言葉です。
「敬遠」の言葉の使い方や使われ方
・『私は隣の課の課長とは反りが合わず、上手に敬遠しています』
・『あの部長は、多くの部下が敬遠していることに気が付いていない』
まとめ
「敬遠」の正しい読み方は「けいえい」で、「けんえん」と読むのは、間違いです。
また、この「敬遠」とは、「表面的には敬う態度で、実際にはかかわりを持たないようにすること」を意味する言葉です。