この記事では、「晩熟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「晩熟」の正しい読み方は「ばんじゅく」と「くれじゅく」どちら
「晩熟」の正しい読み方を考えるために、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを最初に、確認します。
「晩」の漢字の音読みは「バン」で、訓読みは常用漢字外の読み方ですが、「く(れ)・おそ(い)」です。
また「熟」の漢字の音読みは「ジュク」で、訓読みは「う(れる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ばんじゅく」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば、「くれじゅく」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれが正し読み方かは、残念ながらここから判断することは出来ません。
さて、「晩熟」の正しい読み方は「ばんじゅく」と「くれじゅく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「晩熟」の正しい読み方は「ばんじゅく」で、「くれじゅく」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊と言える湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しいことになります。
ちなみに、「晩」の漢字を「くれ」と読ませる熟語は、辞書を調べても見当たりませんでした。
「晩熟」の意味
「晩熟」とは「一般より成熟するのが遅いこと」を意味する言葉です。
聞きなれない言葉かも知れませんが、「早熟」の反対語だと言えば、分かりやすいかも知れません。
「晩熟」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は勉強一筋で、友人も少なかったことから、どちらか言えば晩熟です』
・『親としては、早熟すぎると何か問題を起こすかもしれないと心配ですし、逆に晩熟過ぎると、結婚できるのだろうかと心配です』
まとめ
「晩熟」の正しい読み方は「ばんじゅく」で、「くれじゅく」と読むのは間違いです。
「晩熟」とは「一般より成熟するのが遅いこと」を意味する言葉です。