この記事では「智慧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「智慧」の正しい読み方は「ちえ」
「智慧」の正しい読み方は「ちえ」です。
これは「智」の音読み「ち」と「慧」の音読み「え」を組み合わせた読み方になります。
「智慧」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「智慧」は、「慧」の読み方が難しく戸惑う部分といえるでしょう。
「慧」は音読みで「ケイ」と読むことができ、人名用漢字でも「けい」と読む使い方がされているので、「智慧」を「ちけい」読んでしまう可能性があります。
また彗星(すいせい)の「彗」に似ていることから「智慧」を「ちすい」と読み間違えるケースも見られます。
「智慧」について説明
「智慧」とは「道理を見きわめたうえで物事を正しく処理することのできる力」のことです。
仏教用語の一つで、広い意味を持っていますが、物事を表面上の善悪で判断するのではなく、物事の背後にある道理や世の中を広く見通したうえで真実を見抜くことのできる力、といったニュアンスを表しています。
なお「ちえ」は漢字で「知恵」とも表記し、「智慧」と「知恵」はどちらも「かしこく生きるために役立つ知識や力」という意味を持っています。
具体的には、「調べたり学んだりして身につけた知識」が「知恵」で、それだけではなく「自分で深く考えたうえで見きわめる力」も備わっている状態が「智慧」ということになります。
ちなみに、漢字の「智」と「慧」はどちらもかしこいことを意味し、さらに「慧」は悟りが早いこと、機転がきくことを表します。
このことから「智慧」という言葉は、単にかしこいだけではなく、物事を的確に判断して行動する力に優れているさまを指していることがうかがえます。
まとめ
「智慧」の正しい読み方は「ちえ」です。
読み方や言葉の意味は少し難しいですが「ちけい」「ちすい」と読み間違えないよう、読み方を確認しておきましょう。
