「杓子」は何という読み方が正しい読み方にあたるのでしょうか。
今回は、「杓子」の正しい読み方と意味について解説します。
「杓子」の正しい読み方は「しゃもじ」と「しゃくし」どちら
「杓子」という言葉は「しゃもじ」と「しゃくし」の2つの読み方で読めそうです。
「しゃもじ」と「しゃくし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「杓子」の正しい読み方は「しゃくし」のです。
「杓」には「柄杓」【ひしゃく】「茶杓」【ちゃしゃく】など「しゃく」という読み方があります。
「子」は「子息」【しそく】「弟子」【でし】など「し」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しゃくし」が「杓子」の正しい読み方です。
もう一つの読み方候補である「しゃもじ」は「しゃくし」の「杓の文字」に由来する言葉で、かつて宮中に仕えた女性達が使っていた女房言葉という独特の言い回しによってできた別の言葉です。
漢字だと「杓文字」と書きます。
「杓子」の意味
「杓子」とは、「取っ手の先に深皿が取り付けられた形状の道具」です。
物をすくい取るための道具で、主に深皿部分を使って食べ物や汁物などをすくい上げ器に盛り付けるのに使います。
「杓子」の中でも全体が平たい形状で飯をよそるために使うものを「しゃもじ」といい区別します。
鍋や大皿から個人用の器に盛りつけるときに使う道具であり、似たような形状でも食べ物を口に運ぶ時に使う「匙」【さじ】とは別物です。
「杓子」の言葉の使い方や使われ方
・『味噌汁を杓子でかき混ぜる』
・『杓子で取り皿に取り分ける』
・『大きな杓子は使いづらい』
まとめ
「杓子」の正しい読み方は「しゃくし」です。
「しゃもじ」も元々は同じ意味で使われていた言葉でしたが現在でははっきりと区別されているので混同しないように注意してください。