将棋界にはさまざまな専門用語がありますが「棋譜」もそのひとつです。
この言葉はどう読むのが正しくて何を意味する言葉なのでしょうか。
今回は、「棋譜」の正しい読み方と意味について解説します。
「棋譜」の正しい読み方は「きふ」と「しょうふ」どちら
「棋譜」という言葉の読み方として思い浮かぶのは「きふ」と「しょうふ」です。
「きふ」と「しょうふ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「棋譜」の正しい読み方は「きふ」です。
「棋」には「棋士」【きし】「棋力」【きりょく】など「き」と読みます。
「譜」は「譜面」【ふめん】「楽譜」【がくふ】など「ふ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「きふ」が「棋譜」の正しい読み方です。
「棋」には「き」の他に「ぎ」「ご」とも読みますが「しょう」とは読みません。
「しょうふ」は「棋」を含む熟語「将棋」【しょうぎ】に影響された誤読だと考えられます。
「棋譜」の意味
「棋譜」とは、「囲碁や将棋の対局で互いの対局者が選んだ手を順番に記した記録物」を指す言葉です。
簡単に言うと囲碁や将棋の対戦記録のことで、対局者が選んだ手をそれぞれ順番に書き入れた記録物を指します。
囲碁ならば打った石の場所を、将棋ならば指した駒の場所を順番に書き入れたもので順を追っていくことで勝負の様子がわかるように構成されています。
棋譜に沿って石や駒を動かしていくことで後から対局の様子を再現可能です。
「棋譜」の言葉の使い方や使われ方
・『王将戦の棋譜を取り寄せる』
・『棋譜を読んで将棋を勉強する』
・『新聞に今日の対局の棋譜が掲載された』
まとめ
「棋譜」の読み方は「きふ」が正しく「しょうふ」は間違いです、近年は囲碁と将棋だけでなくでなくオセロやバックギャモンなど対戦型ボードゲーム全般の記録に対して使われている言葉なので読み方と意味を覚えておきましょう。