この記事では、「沿革」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「沿革」の正しい読み方は「えんかく」と「そうかく」どちら
「沿革」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「沿」の漢字の音読みは「エン」で、訓読みは「そ(う)・ふち」です。
また「革」の漢字の音読みは「カク」で、訓読みは「かわ・ あらた(める)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「えんかく」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みにすれば、「そうかく」と読めないこともないことが分かります。
さて、「沿革」の正しい読み方は「えんかく」と「そうかく」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「沿革」の正しい読み方は「えんかく」で、「そうかく」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことです。
「沿革」の意味
「沿革」とは、「物事の移り変わりや、今日までの歴史や変遷のこと」を意味する言葉です。
「沿」は前に因って変わらないとの意味を持ち、「革」は旧を改め新しくする意味を持つので、先の意味となるのです。
「沿革」の言葉の使い方や使われ方
・『会社のホームページには、一般的にその会社の沿革が記載されています』
・『市のホームページには、現在に至るまでの歴史や沿革が紹介されています』
・『この会社の沿革を見ると、企業買収によって急成長したことがよく分かります』
まとめ
「沿革」の正しい読み方は「えんかく」で、「そうかく」と読むのは間違いです。
また、この「沿革」とは、「物事の移り変わりや、今日までの歴史や変遷のこと」を意味する言葉です。