この記事では、「浅薄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「浅薄」の正しい読み方は「せんぱく」と「あさはか」どちら
「浅薄」の読み方を考えるために、最初に熟語に使われている漢字の個別の読みについて確認します。
「浅」の漢字の音読みは「セン」で、訓読みは「あさ(い)」です。
また「薄」の漢字の音読みは「ハク」で、訓読みは「うす(い)」です。
この漢字の読みからは、二つの漢字の音読みを繋ぐと「せんはく」と読め、それが発音を容易にする「半濁音化」の変化をしたとすれば、「せんぱく」と読めると考えられます。
しかし、「薄」の漢字には「はか」との読みがないので、「あさはか」とは読めそうに思えません。
さて、「浅薄」の正しい読み方は、「せんぱく」と「あさはか」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「浅薄」の正しい読み方は「せんぱく」であり、「あさはか」と読むのは間違いです。
「浅薄」の意味
「浅薄」とは、「学問や思慮等が足りず、浅はかなこと」を意味する言葉です。
「浅薄」の意味に、「浅はか」との意味があること、また「浅」の漢字が「あさ(い)」と読めることから、「あさはか」との読み間違いが生じたものと思われます。
「浅薄」の言葉の使い方や使われ方
・『その道のプロと議論すると、自分がいかに浅薄であるかを思い知らされることが多い』
・『彼はものごとを深く考えることなく、その場の衝動で行動する浅薄な人間です』
・『単に丸暗記するだけの浅薄な学習法では、人生に役立つ知識や知恵は身に付きません』
まとめ
「浅薄」の正しい読み方は「せんぱく」であり、「あさはか」と読むのは間違いです。
また、この「浅薄」とは、「学問や思慮等が足りず、浅はかなこと」を意味する言葉です。