「然程」の読み方と意味とは?「さほど」と「ねんてい」の正しい読み方について詳しく解釈

「然程」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「然程」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「然程」の正しい読み方は「さほど」と「ねんてい」どちら

「然程」「さほど」と読み、熟字訓という読み方です。

熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。

その言葉全体に対しひとつの読み方が当てはめられているもので、どの漢字にどの読み仮名という訳ではありません。

「然」の音読みは「ぜん・ねん」、訓読みは「しか(り)・しか(し)・しか(も)・も(える)」「程」の音読みは「てい」、訓読みは「ほど・のり」ですが、「然程」と表記する場合「ねんてい」という読み方はしません。

正しい読み方の結論

「然程」の正しい読み方は「さほど」です。

「ねんてい」とは読みません。

「然程」の意味

「然程」は後に打消しの語を供って使われ、「それほど・たいして」という意味です。

「さ」は古語で「そう・そのように」という意味の副詞、「ほど」「ものごとをはかる基準や度合い」という意味です。

打ち消しの語と共に「その様な度合いではない」という意味で使われます。

「然程」「左程」とも書き、こちらは借字(しゃくじ)になります。

借字とは当て字の一種で、言葉を漢字表記するため、意味に関わらず同じ音の語をあてはめる文法です。

「然程」の言葉の使い方や使われ方

「然程」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『今の時期は北国でも然程寒くない』
・『箱は大きいが然程重くない』
・『大行列ができる割には然程美味しくない』

まとめ

今回は「然程」の読み方について紹介しました。

「然程」の正しい読み方は「さほど」で、「ねんてい」とは読みません。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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