この記事では、「特異」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「特異」の正しい読み方は「とくい」と「とくこと」どちら
ほかと違うことを「特異」といいますが、読み方は「とくい」と「とくこと」のどちらが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
「特異」の正しい読み方は「とくい」です。
漢字の「異」は音読みで「イ」と読み、訓読みで「こと」と読みますが、「特異」の「異」は訓読みをしないので「とくこと」と読むのは間違いになります。
「特異」の意味
「特異」の意味は「ほかのものと大きく違っていること」「ほかのものよりも飛び抜けて優れていること」です。
漢字の「特」には「とりわけ」「それだけ際立っている」という意味があり、「異」には「ほかのものと違う」「珍しい」という意味があります。
これらを組み合わせた「特異」は「ほかのものとはっきりした違いがある様子」また「それだけがひときわ優れて目立っている様子」を表しています。
「特異」は良くも悪くも周りのものとは大きく異なっており、目立って見える様子を示す言葉です。
「特異」をほかの言葉で言い換える場合、「ほかと大きく違う」という意味ならば「特殊」や「奇抜」を、「飛び抜けて優れている」という意味ならば「特別」「格別」などを使うとよいでしょう。
「特異」の言葉の使い方や使われ方
・『精密検査で特異な腫瘍が見つかった』
・『まだ5歳なのに大人も顔負けの特異な才能を持っている』
・『彼はクラスでも特異な存在だ』
まとめ
「特異」は「とくい」と読み「ほかのものと大きく異なること」「飛び抜けて優れていること」を意味します。
「異」は「こと」とも読みますが「特異」を「とくこと」と読むことはないので、間違えないように気を付けましょう。