この記事では、「生命」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「生命」の正しい読み方は「せいめい」と「いのち」どちら
「生命」には2つの読み方があります。
「せいめい」と読む場合、音読みになります。
「生」は音読みで「せい・しょう」と読み、「命」は音読みで「めい・みょう」と読みます。
音読みとは、中国から伝わった発音を元にした読み方のことです。
「いのち」と読む場合、「熟字訓(じゅくじくん)」という読み方になります。
熟字訓とは、2つ以上の漢字を組み合わせた言葉(熟字)に、その言葉が持つ日本語の意味をあてはめた読み方のことです。
熟字として読み方があてられている為に、それぞれの漢字に分けられません。
正しい読み方の結論
「生命」は「せいめい」「いのち」のどちらの読み方も使われます。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「生命」の意味
「生命」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「せいめい」と読む場合、「生き物が生きる根源となるもの」「ある分野で活躍し続ける根源になるもの」「人や物がよりどころとするもの」という意味です。
「いのち」と読む場合、「生き物が生きるための根源となるもの」「生きている間」「人やものがよりどころとするもの」「運命・天命」という意味です。
どちらも共通するのは「生きる根源」という意味ですが、「いのち」には「天からさずかった命令」という意味があることが違います。
「生命」の言葉の使い方や使われ方
「生命」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『非常に強い生命(せいめい)力を持った生物だ』
・『一刻も早く手術しないと生命(いのち)に関わる』
・『神様から授かった生命(いのち)を大切にする』
まとめ
今回は「生命」の読み方について紹介しました。
「生命」は「せいめい」も「いのち」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。