「生起」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「生起」の正しい読み方と意味について解説します。
「生起」の正しい読み方は「せいき」と「しょうき」どちら
「生起」という言葉の読み方として「せいき」と「しょうき」の2つが候補になりますが、「せいき」と「しょうき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「生起」の正しい読み方は「せいき」です。
「生」には「生命」【せいめい】「人生」【じんせい】など「せい」という読み方があります。
「起」は「起伏」【きふく】「再起」【さいき】など「き」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「せいき」が「生起」の正しい読み方です。
「生」には「生涯」【しょうがい】「一生」【いっしょう】など「しょう」という読み方もありますが「生起」を「しょうき」と読むことはありません。
「生起」の意味
「生起」とは、「現象や出来事が起こること」を意味する言葉です。
何もなかったところに物事が生じる様子に対して用いられる表現で、平穏無事な所に事件が起きたり穏やかな心に考えが浮かんだりなど現れるように起きるさまに対して用います。
ただ物事が起きるだけではなく何もないところに新しく生み出されて出現するようなニュアンスを含む表現です。
基本的には前兆や前触れがなく突然現れて起きるさまに対して使うことが多く、ゆっくりとなだらかに変化して事が起きる様子に対しては使いません。
「生起」の言葉の使い方や使われ方
・『心に黒い感情が生起する』
・『思いもよらない問題が生起した』
・『国境で生起した紛争は瞬く間に各地に広がった』
まとめ
「生起」の読み方は「せいき」で「しょうき」は間違った読み方です。
様々な物事に対して使われる表現なので言葉の読み方と意味を正確に理解しておきましょう。
