この記事では、「異例」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「異例」の正しい読み方は「いれい」と「ことれい」どちら
「異例」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「異」の音読みは「イ」で、訓読みは「こと」です。
また「例」の音読みは「レイ」で、訓読みは「たと(える)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「いれい」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば「ことれい」と読める可能性があることが分かります。
しかし、この分析からいずれの読み方が正しいのかは判断できません。
さて、「異例」の正しい読み方は「いれい」と「ことれい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「異例」の正しい読み方は「いれい」で、「ことれい」と読むのは間違いです。
この「異例」の熟語においては、少し特殊な湯桶読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことになります。
「異例」の意味
「異例」とは、「普通と異なる例や、今までに例がないこと」を意味する言葉です。
「異例」の言葉の使い方や使われ方
・『彼女はこれまで同窓会には欠かさず出席しており、欠席したのは異例のことで、病気でもしているのではと心配しています』
・『彼は30代前半で課長に昇進しました。この会社では異例の出世と言えます』
・『これほど厳重な警備がされているのは異例であり、テロの予告でもあったのかと推察します』
まとめ
「異例」の正しい読み方は「いれい」で、「ことれい」と読むのは間違いです。
また、この「異例」とは、「普通と異なる例や、今までに例がないこと」を意味する言葉です。