「相反」は利害を説明する時などに使われる言葉ですが、具体的にどのような関係を指しどんな読み方で読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「相反」の正しい読み方と意味について解説します。
「相反」の正しい読み方は「そうはん」と「あいはん」どちら
「相反」という言葉の読み方として「そうはん」と「あいはん」の2つが候補になります。
「そうはん」と「あいはん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「相反」の正しい読み方は「そうはん」です。
「相」には「相対」【そうたい】「人相」【にんそう】など「そう」という読み方と、「相棒」【あいぼう】「相手」【あいて】など「あい」という読み方があります。
「反」は「反応」【はんのう】「違反」【いはん】など「はん」と読みます。
辞書に掲載されている「相反」の正しい読み方は「そうはん」だけです。
「相反」を「あいはん」とは読まないものの「相反する」と書く場合は「あいはんする」が正しい読み方で「そうはんする」とは読みません。
「相反」の意味
「相反」とは、「互いに反対で一致しないこと」を意味する言葉です。
二つのものが互いに反対でどちらか一方が成立するともう一方が成立しなくなる関係を表します。
俗に言う「あちらを立てればこちらが立たず」の関係であり、客が得すれば店の損になり店が得すれば客が損するような双方が同時に成立しない矛盾した関係を表す言葉が「相反」です。
「相反」の言葉の使い方や使われ方
・『利益が相反している』
・『部屋の広さと家賃は相反関係にある』
・『相反関係を解決するには話し合うしかない』
まとめ
「相反」は「そうはん」が正しい読み方ですが「相反する」と書く場合は「あいはん」と読むため間違えて読む人が大勢います。
読み間違いの多い言葉なので正しい読み方と意味をあわせて覚えておきましょう。