この記事では、「範」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「範」の正しい読み方は「はん」や「のり」
「範」は音読みで「はん」、訓読みで「のり」および「いがた」と読むのが正しい漢字です。
「範」には、「手本」「決まり」「枠」「区切り」「型」といった意味が含まれています。
「範」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「範」の間違いやすい読み方は「ぱん」です。
「範」が使われた言葉の中に「典範(てんぱん)」や「文範(ぶんぱん)」がありますが、「範」そのものの読み方の中に半濁音を使ったものは含まれていません。
また、「範」と同じく「はん」や「のり」「いがた」と読む「范」にも注意が必要です。
「范」の場合「かた」という読み方もありますが、「範」は「かた」とは読まないため両者を混同しないよう気をつけましょう。
「範」を使った熟語
つづいて、「範」を用いた熟語を紹介します。
「模範」
「模範」は「もはん」と読む熟語で、「見習わなければならない手本」または「物などを作成する際に元となる型」を意味します。
「模範となる」や「模範を使う」などのように使用します。
「範囲」
「はんい」と読む「範囲」は「一定に限定された広がりや区域」という意味を示します。
「可能な範囲で尽力する」や「広範囲に及ぶ」のように用いられます。
「範疇」
「範疇」は「はんちゅう」と読む言葉で、「特定の範囲や領域」「同等の性質の物事が含まれるカテゴリー」を意味します。
「範疇に属する」や「範疇に入る」などの使用例があります。
まとめ
「範」の正しい読み方は「はん」「のり」「いがた」になります。
「ぱん」や「かた」などと読まないよう注意が必要です。
「範」が様々な熟語に取り入れられている点も覚えておきましょう。
ぜひ漢字の正確な読み方をマスターする参考にしてください。