株式ニュースなどで見かける「終値」という言葉は何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「終値」の正しい読み方と意味について解説します。
「終値」の正しい読み方は「おわりね」と「しゅうし」どちら
「終値」という言葉の読み方としては「おわりね」と「しゅうし」の2つを思いつきます。
「おわりね」と「しゅうし」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「終値」の正しい読み方は「おわりね」です。
「終」は一字で「おわり」と読みますが、「終点」【しゅうてん】「最終」【さいしゅう】など「しゅう」という読み方もあります。
「値」は「値段」【ねだん】「高値」【たかね】など「ね」と読むほか「ち」「あたい」とも読みますが「し」とは読みません。
「終値」の正しい読み方は「おわりね」であり「しゅうし」ではありません。
「終」の字を使い「しゅうし」と読む言葉としては「終始」「終止」などがありますがいずれも意味が全く異なる別の言葉です。
「終値」の意味
「終値」とは、「株式市場や証券市場において1日の最後に成立した売買価格」を指す言葉です。
1日の終わりについた値段であることから「おわりね」と呼ばれます。
株式市場のような限定した取引時間が設定されている市場のみで使われる表現で始まりと終わりがない、24時間休みなく取引が行われているような市場では「終値」という概念がありません。
「終値」の言葉の使い方や使われ方
・『終値が10円下がった』
・『終値をベースに計算する』
・『終値で買い注文が成立した』
まとめ
「終値」の正しい読み方は「おわりね」のみで「しゅうし」という読み方はありません。
株式や証券の世界では必須の用語なので意味と読み方を正確に覚えておきましょう。