木へんに菫で「槿」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに菫で「槿」の読み方とは? 読み方

この記事では、木へんに菫で「槿」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに菫で「槿」の読み方

「槿」という漢字の音読みは「キン」で、訓読みは「むくげ・もくげ」になります。

「槿」の漢字を日本語で「キン」と音読みする場合は、「槿域(きんいき)・槿花(きんか)」などの漢文的な熟語を読むときになります。

アオイ科の落葉低木である「ムクゲ」を指し示すときに、「槿」の漢字を「むくげ・もくげ」と訓読みで読みます。

「槿」の漢字の意味や解説

「槿」という漢字の基本的な意味は、「アオイ科に分類される落葉低木のムクゲの花・ハチスとも呼ばれるムクゲ」になります。

元々は中国で「木槿(もくきん)」と呼ばれていた植物を指していました。

「槿」には、「ヒルガオ科に分類される一年草であるアサガオ、熱帯アジア原産のニホンアサガオ」の意味合いもあります。

「槿」の熟語での使い方や使われ方

・『槿花』【きんか】
「高さ約2~3メートルにまで生長するアオイ科の落葉低木であるムクゲの花」を意味して使われる熟語です。

「ムクゲの花」以外にも「アサガオの花」を指して使われる場合もあります。

・『槿域』【きんいき】
「ムクゲが多く咲く朝鮮の異称」の意味合いで使われる熟語です。

古代から近世にかけての朝鮮の異称には、「槿域」以外にも「青丘(せいきゅう)・鶏林(けいりん)・海東(かいとう)・韓(から)」など色々な呼び方があります。

・『槿花一朝の夢』【きんかいっちょうのゆめ】
ムクゲの花が朝に咲いて夕方にはすぐにしおれてしまう生態であるから、「王朝や権力などの栄華が非常に儚いさま」の意味で使われる言い回しです。

「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」も同じ意味を持っている言葉です。

まとめ

この記事では、木へんに菫と書く「槿」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「槿」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の解説を参考にしてみてください。

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