「経典」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「経典」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「経典」の正しい読み方は「きょうてん」「けいてん」
「経典」の正しい読み方は「きょうてん」と「けいてん」の2つです。
「経」には「経文」【きょうもん】「写経」【しゃきょう】など「きょう」という読み方があります。
「典」は「典礼」【てんれい】「辞典」【じてん】など「てん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「きょうてん」「けいてん」が「経典」の正しい読み方です。
「経典」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「経典」のよくある間違った読み方として挙がるのが「つねてん」「きょうのり」です。
「経」には「経正」【つねまさ】「義経」【よしつね】など「つね」という読み方があり「典」は「典明」【のりあき】「泰典」【やすのり】など「のり」とも読みます。
どちらも主に人名で使われる読み方で「経典」には当てはまりません。
「経典」について説明
「経典」を「きょうてん」と読む場合の意味は「仏教の教えが書かれた書物」を指します。
仏の教えがまとめられた書物のことですが、特に限定せず仏教で聖典として扱われている書物全般を指します。
「けいてん」は「宗教的に偉大な人物が残した書物」のことです。
宗教にとって根源的な教えや考えがまとめられた聖典を指す言葉でキリスト教の聖書やイスラム教のコーランなどが該当します。
「きょうてん」は「けいてん」のうち仏教のみを表します。
「経典」の言葉の由来
「経」には「物事の筋や道理」を意味し「典」は「重要な書物」を意味します。
「物事の筋や道理をまとめた宗教的に重要な書物」が「経典」の由来です。
まとめ
「経典」は読み方によって意味が変わるので正しく理解しておきましょう。