この記事では、「網走」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「網走」の正しい読み方は「つなそう」と「あばしり」どちら
網走という漢字表記を目にして、つなそうと読んでしまう人がいるものです。
ただし網の漢字は、あみと読む事は出来ても、つなという読み方はありません。
網走も網の漢字と、つなの綱という漢字の見た目がかなり似ている事から、うっかり勘違いした上で、そこに走の漢字の、そうという読みを加えた結果、網走を、つなそうと読んでしまったものと推測されるのです。
だからこそ当然ですが網走を、つなそうと読むのは誤りで、あばしりと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
網走は、あばしりと読むのが正解な言葉です。
というのも網の漢字は、あみだけでなくあという読み方もあります。
更にその後に続く走の漢字には、はしりという読み方が存在しますが、日本語の連濁と言われる現象により音が変化するのです。
ちなみに連濁とは、2つの語が結び付いて1つの語になる際に、発音し易くするために、後ろの語の語頭が濁音になります。
なので網走も連濁により、あはしりではなく、あばしりと濁音に変化するのです。
「網走」の意味
網走は、アイヌ語の我らが見付けた土地や、入り口の地といった意味の語に、漢字を当てて名付けられたと言われています。
意味としては、北海道の東部にある市を表す言葉です。
「網走」の言葉の使い方や使われ方
・『網走刑務所は、日本の最北端に存在する刑務所として知られています』
・『網走市は水産加工業や畜産業が盛んな市です』
・『来月、網走市に観光に行った際には流氷を見に行きます』
まとめ
網は、あみとは読むものの、つなとは読まないため、網走をつなそうと読むのは間違いです。
網走は、あばしりと読むべき言葉となっています。
そんな網走は、北海道東部に存在する市を表現する言葉として、使用されているのです。