「総論」という言葉は具体的に何を表していてどう読むのが正解なのでしょうか。
今回は、「総論」の正しい読み方と意味について解説します。
「総論」の正しい読み方は「そうろん」と「そうろ」どちら
「総論」という言葉の読み方として考えられるのが「そうろん」と「そうろ」です。
「そうろん」と「そうろ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「総論」の正しい読み方は「そうろん」です。
「総」は「総計」【そうけい】「総督」【そうとく】など「そう」と読み、「論」は「論理」【ろんり】「反論」【はんろん】など「ろん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「そうろん」と「そうろ」のうち「総論」の正しい読み方は「そうろん」です。
「論」を「ろ」とは読まないので「総論」を「そうろ」と読むことはありません。
「総論」の意味
「総論」とは、「全体の内容を大まかにまとめて述べた論」を意味する言葉です。
物事に対する意見や見解を筋道立ててまとめたものを「論」といいます。
論の立て方としては個別の物事に注目したりわかりやすく解説したりなどいろいろな方法がありますが、必要以上に細部にこだわらず物事の全体をとらえた論が「総論」です。
深い掘り下げはないものの全体を対象にしているので大まかな見解や意見を述べる手段として役立ちます。
「総論」の反対語に当たるそれぞれの詳しい内容を述べた論が「各論」です。
「総論」の言葉の使い方や使われ方
・『総論は賛成だが各論では反対だ』
・『総論を聞いて支持するかどうか判断する』
・『総論を読めば大体の考えがわかる』
まとめ
「総論」の正しい読み方は「そうろん」で「そうろ」とは読みません。
様々な主張や意見で用いられる表現なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。