「緑化」という言葉は何という読み方が正しいのでしょうか。
今回は、「緑化」の正しい読み方と意味について解説します。
「緑化」の正しい読み方は「りょっか」と「りょくか」どちら
「緑化」という言葉は「りょっか」と「りょくか」の2つの読み方が使われています。
「りょっか」と「りょくか」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「緑化」の正しい読み方は「りょっか」と「りょくか」の両方です。
本来の正しい読み方は「緑化」ですが、漢字の音が「く」または「き」で終わり後に続く言葉がカ行で始まるときに前の音が「か」「き」から発音しやすい「っ」に変化するという法則があります。
このような変化を促音化といい「学会」が「がくかい」から「がっかい」に、「石器」が「せきき」から「せっき」に変化するなど多くの言葉でみられる変化です。
「緑化」も「りょくか」から「りょっか」への促音が見られますが、現在は変化前の「りょくか」と変化後の「りょっか」のどちらも使われている正しい読み方です。
「緑化」の意味
「緑化」とは、「特定の場所に草木を植えて緑を増やすこと」を意味する言葉です。
アスファルトやコンクリートで固められた都市部や植物の育たない砂漠などの不毛地帯に草木の種や苗を植えて植物を増やす行為を指します。
植物の成長後はそれまでの殺風景な景色から植物の緑が多い景色に変わる事から「緑化」という表現が用いられています。
植物を増やすことそのものが目的なので野菜や果物を育てるなど収穫を目的とした行為は含みません。
「緑化」の言葉の使い方や使われ方
・『都市部の緑化が課題になっている』
・『砂漠の緑化を進める』
・『緑化運動で植物の種を配布する』
まとめ
「緑化」は「りょっか」と「りょくか」のどちらも正しい読み方です。
促音化により複数の読み方を持つ言葉は多いので興味のある方は調べてみましょう。